小説か映画のような本当の話
- 2021/12/29 11:36
- カテゴリー:ウィーン観光
今回は、ロックダウンで飲食業が強制閉店という中で「エサ代の確保」という難題に直面し、アイデアで生き残ったウィーンの猫カフェの話です。
2012年5月04日、ヨーロッパ初の「猫カフェ」オープン、店主は日本人女性
https://www.youtube.com/watch?v=6Aa34QMh1j8
ウィーンのカフェー文化はユネスコの世界遺産に登録されている無形文化財です。是非ともウィーンで Wiener Kaffee/ヴィーナー・カフェー を巡り、世界に2つと無いカフェ文化の素晴らしさを楽しまれてください。
断続的にロックダウンが続く中で、ウィーンでも多くの会社が倒産や店仕舞いに追い込まれ、観光業界や飲食業界は瀕死状態です。
文化活動を大切にするウィーンでは、ロックダウン中でも入場者数を制限すればギャラリーなら営業できることを調べ、猫カフェを「猫ギャラリー」とすべく、底を打った資金の中で自ら筆を持ち、小物の製作から始めて、立派な絵画を描くようになったという、まるで小説か映画のような本当の話です。
入賞おめでとうございます。
https://youtu.be/2cts_fDPkNc?t=3083
人というのは耐えられないほどの悲しみと苦しみにさらされると喜怒哀楽を外に出さなくなることを知ってます。しかし悲しみを知らずして知ることの出来ない優しさや喜びの感情もあります。
飾りっ気とは無縁な猫カフェの素っ気ない女将を数十年間見続けて、愛にあふれる単純明快な生き様に共感を覚えてます。
2022年が少しでも良い年になり海外旅行が可能になったら、治安が良くて美しく楽しく興味深く、そして華やかなウィーン旅行が待ってます。ウィーンの猫カフェをよろしくお願い致します。m(__)m