ベルベデーレ宮殿
- 2019/08/30 22:28
- カテゴリー:ウィーン観光
どこかで見たことのある景色だと思います。ウィーン観光では定番のベルベデーレ宮殿の正面です。
バロック時代のヨーロッパを代表する建築美術家ルカス・フォン・ヒルデブラントの最高傑作です。
ベルベデーレ宮殿は、アジア民族の侵攻を撃破したオイゲン公の夏の住居だそうです。ハプスブルクの重臣だったオイゲン公の宮殿は直径1キロの市内で、直径1キロの城壁内では一軒家が禁止という条例から、建物がひしめいていたことから、平時の夏に移動できる広々とした宮殿を設けたのがこの宮殿だそうです。
ロケーションは中庭の地下を巨大な武器庫とし、アジア民族が帝都ウィーンに向かうときに通過するハンガリー通りの脇です。
ベルベデーレ宮殿を正面から回り込むと世界10大美景として知られる中庭です。
この宮殿は世紀末の画家グスタフ・クリムトの描いた「接吻」の美術館として世界的に有名です。やはり世紀末にウィーンで活躍したエゴン・シーレ、19世紀のビーダーマイヤー様式の絵画も素晴らしいです。
宮殿よし、庭園よし、美術館よしの三拍子が揃った観光名所です。移動はタクシーでも市電でもどちらでも良いと思います。